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イオ:大丈夫か?

大丈夫……じゃない、かな
いや、大丈夫な訳がねえ

イオ:だろうなあ……

良く考えたら、テスト前10分漬け(笑)で赤点回避できるわけがないじゃないか!
そうだよね!!当然だよね!!ヒャァァァァァァ

イオ:ちょっ落ち着いて!!怖い怖い!!今さらそんなこと言ったってどうにもならないぞ

これまでのあらすじ《テスト前日、午前1時まで絵を描いていたハシバ。刻々と迫りくる物理と微積分の脅威。気がついた時には、もう全てが遅く――》

イオ:ちょっと、不吉なあらすじ挿入するな!あと1教科残ってるんだから、それくらい本気だせよ

プログラミングですね
私は、もう……詰んでいる

イオ:詰んでないったら!ほら、今からでも勉強!

あ、そういえば姉とモンハンする約束してたわ

イオ:こりゃダメかな……

……

■ファーストコンタクト■

イオ「いたよ、ほら……あの人だ」

リッセ「ジャージの?」

イオ「そうそれ」

リッセ「なんて言ったらいいか……やたら挙動不審だな」

イオ「落ち着きがないし……あ、人とぶつかりそうになってフェイントかけあってる」

リッセ「おいおい、大丈夫なのか?」

イオ「……別の姿も見てみようか。よっと」

リッセ「お、学校みたいだな。ってことは学生か?」

イオ「どこの世界もシステムは同じなんだね。テストの時間みたいだ」

リッセ「なあ……今、あいつほぼ白紙で提出しなかったか?」

イオ「見なかったことにしてあげて……もう、いいとこなしだな! 何かできることとかないのかよこいつ!」

リッセ「今度は……どっかの部屋? あ、自室か。おっと、あの人寝ちまったぜ」

イオ「くうーっ!! 期待してるんだから、少しはいいところ見せてくれてもいいじゃないか!」

リッセ「他に候補になれる人間はいなかったのか?」

イオ「いることにはいたんだけど……どうしてもこの人以外だと、誰かの存在が『消えて』しまうみたいなんだ」

リッセ「どうしようもないとしてもだ。さすがにこれじゃあまりにも頼りなさすぎねえか」

イオ「僕も、他に可能性があるならぜひそうしたいよ」

リッセ「それでも、どうしても必要なんだな? その、『世界を繋ぐ者』とやら」

イオ「人間は他から認識されることで自己がより強固になる。世界だってそれと同じなんだ。誰にも認識されない世界に何の意味がある?」

リッセ「……分かったよ。けどなんで内からの認識だけじゃだめなんだ? 大陸にだって人はたくさんいるだろ」

イオ「この世界は不安定だ。他の世界に比べてなんて言い方はしたくないけど、皇帝という存在を内包する以上……何度も上書きされる世界である以上、どうしても内からの認識だけでは心もとないんだ」

リッセ「だから、選んだのか」

イオ「そうだ。あの(いいとこなしで何にもできそうにない、ジャージの)人こそ、『世界を繋ぐ者』に間違いない……そんな絶望的な顔してもしょうがないぞ」

リッセ「条件が、『俺たちを認識できる別の世界の人間』ってあたりですでにハードル高いと思うんだがよ、その辺は大丈夫なんだな?」

イオ「そこだけは自信を持って『イエス』だ。あの人は僕らのことを認識できるし、その気になればコンタクトさえ取れる。実のところ、数年前から僕らの存在に気付いていたみたいなんだ。その時は僕が気付かなかったけど」

リッセ「……とにかく――あの人が。どんな形であれ、あっちの世界に俺たちの存在を知らせてくれるわけか」

イオ「そういうことだ。『世界を繋ぐ者』の役割は、別の世界の情報をその人が生きる世界に認知させることだからね」

リッセ「不安しかねえが……」

イオ「どうにか、やってくれると信じるしかないさ」

……
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